「なんか高知のお寿司って他のところで食べるお寿司と味違うよなぁ」
とぼんやり思っていたのだが、この年になってようやくその理由が分かった。高知のお寿司のお酢には「柚酢」が入っているのだ。その名の通り、柚をそのまま搾ったものである。はっはーん。だからおばあちゃんのお寿司はひと味違うのか!と納得。納得したら今度は作り方を知っておきたい。せっかくの郷土料理なので、作れるにこしたことはない。
地元にいるのは残り2日。時間がない。そういうわけで本日妹とともにすし飯と巻き寿司の作り方を習ってきた。記憶が鮮明なうちに、メモ。メモした妹のメモに私が少し加筆修正したもの。
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●材料
ご飯…3合
塩…大さじ1/2
砂糖…大さじ2.5
ごま…少々(お好みで)
酢…100~120cc(柚酢:50~60ccで、残りを普通のお酢にする)
巻き寿司用の具(今回は練習なのでかんぴょう、キュウリ、卵、しいたけを使用)
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●ばしゃばしゃ撮った写真とともに作り方
①炊きあがって15分ほどおいたご飯を桶に入れて、塩、砂糖、ごまを投入

②柚酢をよく振って、2/3ほどいれる。そして少しずつご飯を切るように混ぜる。じゃないとご飯がべたべたに。できるだけはやく混ぜる(酢が固まるため)。味を見ながら酢を少しずつ足していく。だいたい2回に分けて入れると良い。

③お酢か水で手を湿らせる(今回はお酢)

④のりの開きが悪い場合は、のりの中央に少量のご飯をのせてのりを固定させる。

⑤上部約2センチほどを残してご飯をのせていく。はじめはのりの中央付近にてんこ盛りに米をおいて、徐々にのばしていく感じ。中央よりちょっと手前の部分には具が入るので、少し低めにご飯を盛る(写真は手前が上部)。

⑥具を中央よりちょっと手前に置き、お酢を上部2cmの空いている部分に塗る(写真は手前が下部、というか体側)。

⑦具に覆いかぶさるくらいの勢いでまきすをかぶせ、ぐっとしめる。写真でいうときゅうりのあたりをめがけて。そしてまきすを一回ゆるめ、くるくると巻いていく。で、完成!

さて、もちろんのことながら、おばあちゃんが巻いたものと私や妹が巻いたものは形が異なっているはずである。おばあちゃんはベテラン、わたしたちは初心者。比較することで初心者がやらかしがちなミスが分かるはずだ。そういうわけで比較してみた。
まずはのりの接合部分。手前からおばあちゃん、私、妹。

明らかに接合部分が違う。おばあちゃんのはきれいにのり同士がくっついているのに対して、私と妹の巻いたやつは米がはみ出ているではないか。原因は、巻くときに力を入れすぎてぎゅっぎゅっとやってしまい、後から米の部分がふくらんできて膨張した結果接合部分が開いてくる、というものらしい。それと、私が作ったのは高さが一定ではなく、中央部分が高くなっている。これは米をのばしたとき均一にのばし切れていないということだ。よーしこれからは気を付けよう。
そして次は断面図。右からおばあちゃん、妹、私。

妹と私の分は、なんというか、ぽてっとしているのの対し、おばあちゃんのは「しゃんと」している。これも巻いているときの力の加えかたが違っていると思われる。さらに、米の中に入っている部分の「のり」に注目。おばあちゃんのは「くるん」ときれいに巻いているのに、妹と私のは坂道みたいな状態。はじめのひと巻きがへたくそということだ。ここが初心者にとっては非常に難しい部分だと思う。
これから練習して、おばあちゃんに一歩でも近づくことができれば…。いやいや、そんなこというても、さすがにおばあちゃんを追い越すのは無理やろなぁ、なんせおばあちゃんやもん。なんて物思いにふける、正月気分の抜けない私の5日の昼下がり。