2006年06月28日

西源院 ゆどうふ
西源院
京都市右京区龍安寺御陵ノ下町 龍安寺内13
TEL 075-462-4742
10:00~17:00(LO16:30)
定休日 なし
アメリカ人ゲストと京都観光をする会に参加させていただいた。
龍安寺(昼食)⇒金閣寺⇒嵐山(落柿社周辺)⇒祇園(夕食)⇒終了 のコース
前日通訳的お仕事を任せられ認知資源を3か月分ほど使いきった私は,もう気を張り詰めていられない。なので朝からまったりムード。ボスの車の中でセブンイレブンのサンドイッチ&今私の中で流行っている凍頂烏龍茶を「おいし~」と飲み食いしていたら,同僚に「今からもっと美味しいもん食べるのにコンビニのサンドイッチ美味しい言うな!」とつっこまれた。別にええやんかーおなかすいてたし~と反論しておいた。
龍安寺に向かう途中に,やっぱり聞かれたことは「君らは仏教徒なん?日本人は仏教か神道なん?」であった。「年取ってる人はまぁ仏教徒やったり神道やったりするけど,私たち(含同僚)みたいに比較的若い日本人はそれほど宗教には興味はないねん。アメリカ人は時に日本人の無宗教っぷりにビックリするけど,私たちにとって宗教はそんなに大事じゃないのよ。」といっておいた。
龍安寺では石庭を前にして腰を下ろし,しばらくぼ~っと見てもらった。壁とか屋根に何の装飾も無いやろ?これがsimplicityです!とか,石は15個あるけど,一箇所から全部見ることはできないようになってるのよ,とか,その場でボスや同僚から得た情報をあたかも知っていたかのように伝えておいた。ちゃっかりしてんなー!と言われた。えっへん。
「僕らアメリカ人は“what are we gonna do? what are we gonna ride? it's boring!"やから,ほんま全然違うなぁ」とおっしゃっていた。ちょっと面白かった。さらにゲストは,石庭に小さなアリさんがいるのを発見したらしく,「このアリが今から海(砂が敷かれているところ)に出てくんやな~と思ったらなんか面白いね。」とか,毎日砂は手入れされるから変化するのよ,との情報に,「アメリカ人は変化が嫌いやから,もしこういうような石庭を造っても,同じ状態に維持しようとするやろうなぁ」などと,非常に鋭い(というか諸行無常という仏教の核心的なところをつく)発言をしていた。研究者+もうおじいさんという要因が関係しているのかもしれない。ちなみに彼は正座ができなくて仏教を諦めたそうだ。
裏手に回ると「吾唯足知」つくばい(写真参照)。龍安寺はなんせ小学生以来なので私はこれに感動した。"I learned only to be contented"と英語に訳されていた。日本語の説明には何も書かれていないので,きっとみんな知ってて当然なのだろうが,私は知らなかった。
"He who learns only to be contented is spiritually rich, while the one who does not learn to be contented is spiritually poor even if he is materially wealthy"
ええことを言う。これを良いと感じると同時に,私はマドンナのMaterial girlが大好きである。こればかりはどうしようもない。
「仏教徒じゃなくても,こういうところに来るのはええもんなん?」と聞かれたので,「もちろんっす!お寺って,なんていうかもう生活の一部であって,仏教徒だとかそういうのは関係ないんですよ。めちゃ落ち着くし。文化ですね。あ,それと私たちってば別に宗教がなくてもポライトで社会的規範をきっちり守って生活してるのよ。」といっておいた。
お昼は予定通り龍安寺内にある湯豆腐やさんで湯豆腐と精進料理をいただいた。私は美味しかった。ごま豆腐とか湯葉の煮付けみたいなのとか,お上品な味付け。お豆腐をいただく際につける出汁も美味しかった。ただし,おそらくゲストはなんの味も感じなかったと思う。こればかりは仕方がない。なんせ「日本のケーキは味がない!」と言い切る人々が暮らす国からやってきたのだ。でも彼は非常にいい人で,興味をもって食べてくれていた。
龍安寺を後にして金閣寺に移動。ここで私はおみくじを引いた。すごいのがでた。「吉」で上から2番目。1番じゃないのが私らしい。さらに興味深い部分を抜粋すると,
「このみくじにあたる人は,やみより,つきよに出たるかたちなればこれよりのち次第にりつしん出世あるべし日まち月まちてよし▼やみはれてこころにかかる雲もなしかがやくひかり身にうけてよし」
すっごーい!私すっごーい!とぎゃーぎゃー言っていたら,同僚から即座に「バーナム効果やろ!」とつっこまれた。もう。夢の無い人である。
金閣寺での最大の出来事は上記の件であった。その後は予定通り嵐山⇒祇園と移動し,すき焼きを含む日本料理を食べた。ゲストは最後まで「オクトパスは入ってないよね?チキンやいうて食べさせてないよね?」とびくびくしていた。帰りの車でも,「本当に僕はオクトパスを食べていないか」と聞いてきた。つきだしででてきた魚のたたきを,「ろーふぃっしゅ!」と説明して,その後「あ,ごめん!はーふべいくとでした。にゃはは」と訂正したので信用されなくなったっぽい。本当に間違えたのに,私がわざと怖がらせてると思ったようだ。ちょっと面白かった。
予定は全て終了し,ホテル前で「ほなまたいつかどこかで!一緒に仕事ができて光栄でした」的な挨拶をしてお別れ。また日本に来てくれたらいいなと思うのだが,どうだろう。
家に帰ったらパパンから早速電話がかかってきて,「金閣寺の金箔を張り替えたのは高知の職人やってちゃんと言うた?」といわれた。知るかいっ!そんなこと!
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bo-peep.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/218

【精進料理と七草湯豆腐で3300円】