2006年06月18日

やっぱり品格は大事である


無人島に生きる十六人

 無人島に生きる十六人
  須川 邦彦
  新潮社  2003/06

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人生の歩み方や国際情勢に関してなど,共有する価値観が結構多い友人Mくんがちょっと前に奨めてくれた本。「新潮社,無人島に生きる(私は『暮らす』と覚えていた)十六人」というキーワードをお店の人に伝えると,無言で該当する本が積まれているところに行って,上から2冊目のやつを無言で手渡してくれた。できる人だ。

船が難破して,4ヶ月ほど16人で無人島生活を営むという,明治時代に本当にあった話。明治の日本男児の行動言動に心打たれてアガるよ,とのことだ。

<読み終わって思ったこと>
確かにアガった。というかたまに感動すら覚えた。文章は平易で小学生でも十分に読める内容だと思うが,年代によって読後の感想が異なるように思う。船長を中心に16人がきっちり自分に与えられた役割を担い,「ただ生きるだけではなく道場や塾にいるような気分で」学び暮らそうという方針は素晴らしいと思う。私が遭難したら,The Incrediblesに出て来たダッシュのように「We are dead! We are dead! We survived but we are dead!」と暴れ泣きする。 

海に関する知識を得た。亀は清水1リットルほどをおなかに蓄えているとか,蒸留水や塩の作り方とか,野生のアザラシがなつくとか。

ステキはフレーズがたくさんあった。それらは全て品格に通じる。品格とは,偉そうにしているとかそういうのではなく,自然と周囲から尊敬されたり,何かしてあげたいと思われたりすることではないだろうか。今回の話では,船長はもちろん,全員に品格があった。178ページの,「私が感激したことは,私の部下はみんな,『一人のすることが十六人に関係しているのだ。十六人は一人であり,一人は十六人である』ということを,はっきりこころえていて,いつも,心をみがくことをおこたらなかったことだ。」なんて,最高だと思う。
寝てしまう度:★★☆☆☆ / オススメ度:★★★★☆
Note : 寝てしまう度は読み終わるまでに私が何回寝たかで算出
      (5回以上寝た場合ももう全部☆5つ) 
Posted by ayaM at 2006年06月18日 23:54
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