●右上下8番抜歯小手術:消毒編
人相が変わっているのではないかとビクビクしながら、起きた直後に鏡を見ると、予想に反して全く腫れがないではないか。なぜだろう?よく分からない。でもとにかく助かった。先生の助言どおり、頓服を飲み続けたため痛みもほとんどない。しかしながら口の中は血の味がするし、唇には血が固まってついていた。まだたまに出血しているようだ。
小手術後の患部の様子見と消毒ということで、本日も歯科へ。診察室前には老若男女がたくさん待機していたため、「あ~こりゃ待つかな…」と思っていたのだが、意外とすぐに名前を呼ばれる。そうだだって私は10時に予約しているんだもの。いきなり訪問した昨日も結構スムーズにいけたのだから、今日もスムーズであってもいいはずだ。
可動式の歯科椅子に座り、消毒開始。注射のようなものに消毒液を入れて、患部周辺にさしている感じがした。つまり痛かった。ビクッとしたら「あ、痛いですヨネ痛いですヨネ、もうちょっと我慢してくださいね~」となだめられた。だから頑張った。こういう治療を受けると、いつもはサラサラっぽい唾液がねばねばになるような気がしてならない。気になる。だから質問してみた。すると,さらさらの唾液を出す腺とねばねばの唾液を出す腺はそもそも違っていて、薬や治療方法によってはそのバランスが崩れるらしい。そのため口内の唾液成分の割合がおかしくなり、ねばねば感が増すととのこと。私はまた1つ賢くなった。
調子に乗った私は、さらに「昨日の夜頭が痛かったんですけど、歯を抜いたことと関係ありますか?」と尋ねた。すると、「歯を抜いたこととは直接関係はないとは思いますが、緊張したり、ストレスを極度に感じているとそれが頭痛につながるかもしれません。今も痛いですか?」と丁寧な返答をいただいた。そういえばもうすっかり頭痛は治っている。のみの心臓を持っていることがばれた私はちょっとばつが悪かったのだが、「あ~寝たら治りました、あはは」といってごまかした。
先生は親切な人で、「他に質問はありませんか?」と聞いてくれた。調子に乗った私はさらに質問をした。「あの~以前左の親知らずを抜いた時にはぱんっぱんに腫れたんですけど、今回はほとんど腫れなかったんです。つまり、“私は腫れる人”というわけではないということですよね?どういう要因で腫れる腫れないが決まるのでしょう?」。これに対する返事は、「いや、ホント原因は様々です。同じ先生が同じようにやっても腫れる場合と腫れない場合がありますし、患者さんの体調や、顎の骨を削った量なんかにも関係があるんですよ」。なるほど。私はまた賢くなってしまった。
そんなやりとりで今回の消毒は終了。チェックイン(診察券提出)からアウト(支払い終了)まで30分足らずだった。昨日の小手術(私の中では大手術)に要した時間とは雲泥の差だ。
前回親知らずを抜いた時は、3日後にママンと食べた湯豆腐ですら「せっかくおいしいものが食べられるのに歯が痛く苦しむ」と記述があった。しかしながら今回は2日目にしてほぼ通常営業に。調子にのって食べたイカ墨スパゲティのイカ墨が、患部を縫い合わせている糸にしみ込んで、抜糸の時に「何したらこんな糸が黒くなるんですか?」と聞かれやしないかと、のみの心臓が気にしている。


【実家の庭で自生するキノコ】







もう1つ興味深かったことは「研究からの距離と分からなさの程度の関係」。研究者は、自分の研究していることに対して「何が分かっていないか」ということをある程度分かっている。ゆえにUncertainty=分からなさの程度も高い。そこから少し距離が遠くなると、分からなさの程度が非常に低くなる。そこにいる人たちが「行政」や「新聞記者」らしい。彼らはたくさんある情報(分かっていることや分かってないことなど)を短くまとめる必要がある。そこで情報の一部が欠落し、結果として「分かっていないこと」が省かれてしまう場合が多い。これには納得した。










さてと中身はどうなっているのかしら、と思い、箱を開けて確認。むむむ、ちょこちょこかたまりになっているものが見受けられるが、ほぼ完璧に解体されている。確か肘から上くらいの高さのスヌーピーが出来上がるはずなので、コレを作りなおすとなると一苦労だ。私はレゴのXウィングをはじめ、複雑な組み立てはどちらかというと苦手。なのに飾るのは大好き。「これつくってー」とかなんとか頼んだ後はのんびり出来上がるまで別のことをして待っているか、作っているそばで何も手伝わずにぼ~っと見ているかだ。
でもちょっと作るのも気になる。「作り方ってどんなんなんだろう」と思い、マニュアルを手にしてみた。結構分厚い。いつも積極的に自分で作成するプレイモービルの作り方マニュアルとは雲泥の差だ。ページをめくってみると、はじめの方はなんとなく簡単そうに見える。もしかすると自分で作れるかもしれない。ほほうと思いパラパラと最後の方までめくって見ると…
鼻と耳がある点から推察するに、どうやらスヌーピーの頭部を図示しているらしいが、ブロックの組み合わさり方を見て目がつぶれそうになった。なにこれ…頭の中にもブロックがぎっしりと詰まっているように見受けられる。この時点で、マニュアルをブロックの上にそっと置き、さらにそっと箱を閉じた。その箱の左隅に書かれた文字「7+」が、さらなる動揺を誘うのだった。