2005年07月30日

手荷物への固着

私は周囲と比較すると、自分の手荷物を常に自分とともに行動させようとする人間らしい。本日はじめて訪問する場所で会場設営などの作業を手伝っていたのだが、部屋間を移動する際や挨拶に行く時、周囲が自分たちの手荷物をそのまま部屋に置いているのに対して、私は常に持ち歩いているという事実に気づいた。ロッカーがあるのならそこにおかせてもらうが、どうも知らない場所で、誰でも入ってこられる状況下で荷物を自分の傍から離れたところに置きっぱなしにするのは不安で仕方ない。

以前新幹線をホームで待っているとき、近くに立っていたサラリーマンがジュラルミンケース風の自分の手荷物をホームに置き去りにしたままどこかへ行ってしまった。別にホームに列ができていたでもなく、人もまばら状態なので、荷物で陣地取りしているわけでもない。「げげげ爆弾?」と一瞬あわてふためき、そのサラリーマンがいったいどこにいるのか、あたりをキョロキョロ探しまわった。探しに探した結果、彼は駅のキヨスクでビールとかっぱえびせんを買っていた。そのとたん脱力。「心配させやがって!きー!」と勝手に腹を立て、その手荷物をキックしてホームに落としたくなる衝動に駆られた。実行に移してしまうと私は通報されるか、手荷物の所有者であるサラリーマンにこっぴどく怒られてしまうだろう。しかしながら自分の荷物を放置する以上、その荷物がどうなっても何も文句は言えない、ということだけはなんとなく分かって欲しかった。

元来、日本は安全であったし、今も他国と比べると安全な国のひとつと考えられることが多い。国民性及び民族性に関しても、江戸時代の頃から、ユダヤ人が自分の家族にさえ財産に関する情報を分散させて伝える一方で、日本人は外から丸見えの縁側でぐっすりのんびりお昼寝を満喫していた。とイザヤ・ベンダサンもとい山本七平氏が言っていた。私は日本人なので当然ぐっすりのんびりタイプだ。ぼ~っとしているし、スキも多い(らしい)。だけど、どうも「Take your own risk」という考えかたについては敏感である。荷物がなくなってしまった後に文句を言ってもおそらく荷物は帰ってこない。それならば、せめてなくなった時にある程度自分を納得させられるよう、注意を払っておきたい。


まとめると、どうやら私は他者に対する一般的信頼感が低い+怖がりなようだ。最近では、前方から向かってくるおじさんが片手にしていた柄のついた細長い物体が出刃包丁に見えて、「ひ~!私の命もここまでか…」とビクビクしながらすれ違った。今考えると「柄」がついていたのかも謎である。おびえすぎ。

こんなにも手荷物を傍においておきたかったり無駄に怖がったりするわりにぼ~っとしているので、まっさきに荷物をなくしたり盗まれたり殺されたりするのは私なのかもしれない。

Posted by ayaM at 2005年07月30日 00:53
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コメント

ボクも昔は荷物を全部持って移動しないと気がすまなかったのですが、大人?になってからは(20をすぎたからといっても大人とはかぎりません・・・・・)できるだけ最小限の物しかまたなくなっていました。今となってはできれば携帯も持ちたくないくらいです。そういうわけにはいかないですね・・・・。 でも荷物をおきっぱなしの方は本当に多いですよね。旅行できている外人さんなんかリュックを一度もはずさないくらいですものね~。安全?な日本ばんざ~い!!!???

Posted by サトシ at 2005年07月31日 14:30

ホント、荷物放置の人が多くて、うらやましいやらぎょっとするやら、複雑な気分です。荷物の中身自体はそんなに多いほうではないのですが、どうも近くにないと落ち着きません。まだまだ子供なのだと思います…。

その上私はいろんなことに対して過剰にビクビクしながら生きているので、もう大変です。

Posted by ayaM at 2005年08月01日 00:29
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