2005年07月01日

マリアとヴィーナスの戦い
ウィンブルドン女子準決勝。第1試合はディフェンディングチャンピオンのマリア・シャラポワと、ケガのせいででランキングは下がっているけど激つよいヴィーナス・ウィリアムズ。聖母と女神の戦いである。最近はずっとウィンブルドンを見ているのだが、今日はちょっと忘れていて4-5でシャラポワが負けているところから見はじめた。
完全にヴィーナスの方が押しているではないか。何だかんだいってヴィーナスは強い。シャラポワも当然強いに決まっているが、彼女のボールを打つ体勢がすでに押され気味な感じ。腰の位置を低くして、体重をかけて正確なショットを打つヴィーナスに対して、シャラポワは「こんな打ち方でよくそんなショットうてるよね…」という感じ。あれは腕の力だけで打っているのではないだろうか。素人がこれをやると、絶対先生に「こら!ちゃんと身体全体で打ちなさい!」と叱られる。
いよいよシャラポワが負けそうになったときの「カモン、マリア!」の声の多いこと多いこと。「Not Yet!」とか必死で叫んでいる男性の声、声、声。「カモン、ヴィーナス!」はほんの少し。観客は完全にシャラポワ派だ。
しかしながら、勝利をおさめたヴィーナスの満面の笑みと、観客にも振りまいた飛び切りの笑顔の結果、会場のマリア派は一瞬にしてヴィーナス派へ。若干の戦略臭を感じつつ、笑顔ドアップの映像を見たマリア派の私も、「あら?ヴィーナスもしかしてカワイイ?勝ってよかったねよかったね、決勝も頑張ってね頑張ってね」と思い始める。
外見的魅力の重要性と、その魅力を持ち合わせない人にとって「愛想のよさ」がどれだけ大切か、ひしひしと感じた。ウィンブルドン女子準決勝第1試合から私が学んだことは以上である。
ちなみに現在モレスモとダベンポートの試合が始まっているが、私は5、6年前にはじめてモレスモを見た際、「げげげ、男子が女子のに出てる!」と真剣に思った。今日見ても男子に見える。むしろ男前の男子に見える。ロードオブザリングのこの人に見える。
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