●手荷物への固着
私は周囲と比較すると、自分の手荷物を常に自分とともに行動させようとする人間らしい。本日はじめて訪問する場所で会場設営などの作業を手伝っていたのだが、部屋間を移動する際や挨拶に行く時、周囲が自分たちの手荷物をそのまま部屋に置いているのに対して、私は常に持ち歩いているという事実に気づいた。ロッカーがあるのならそこにおかせてもらうが、どうも知らない場所で、誰でも入ってこられる状況下で荷物を自分の傍から離れたところに置きっぱなしにするのは不安で仕方ない。
以前新幹線をホームで待っているとき、近くに立っていたサラリーマンがジュラルミンケース風の自分の手荷物をホームに置き去りにしたままどこかへ行ってしまった。別にホームに列ができていたでもなく、人もまばら状態なので、荷物で陣地取りしているわけでもない。「げげげ爆弾?」と一瞬あわてふためき、そのサラリーマンがいったいどこにいるのか、あたりをキョロキョロ探しまわった。探しに探した結果、彼は駅のキヨスクでビールとかっぱえびせんを買っていた。そのとたん脱力。「心配させやがって!きー!」と勝手に腹を立て、その手荷物をキックしてホームに落としたくなる衝動に駆られた。実行に移してしまうと私は通報されるか、手荷物の所有者であるサラリーマンにこっぴどく怒られてしまうだろう。しかしながら自分の荷物を放置する以上、その荷物がどうなっても何も文句は言えない、ということだけはなんとなく分かって欲しかった。
元来、日本は安全であったし、今も他国と比べると安全な国のひとつと考えられることが多い。国民性及び民族性に関しても、江戸時代の頃から、ユダヤ人が自分の家族にさえ財産に関する情報を分散させて伝える一方で、日本人は外から丸見えの縁側でぐっすりのんびりお昼寝を満喫していた。とイザヤ・ベンダサンもとい山本七平氏が言っていた。私は日本人なので当然ぐっすりのんびりタイプだ。ぼ~っとしているし、スキも多い(らしい)。だけど、どうも「Take your own risk」という考えかたについては敏感である。荷物がなくなってしまった後に文句を言ってもおそらく荷物は帰ってこない。それならば、せめてなくなった時にある程度自分を納得させられるよう、注意を払っておきたい。
まとめると、どうやら私は他者に対する一般的信頼感が低い+怖がりなようだ。最近では、前方から向かってくるおじさんが片手にしていた柄のついた細長い物体が出刃包丁に見えて、「ひ~!私の命もここまでか…」とビクビクしながらすれ違った。今考えると「柄」がついていたのかも謎である。おびえすぎ。
こんなにも手荷物を傍においておきたかったり無駄に怖がったりするわりにぼ~っとしているので、まっさきに荷物をなくしたり盗まれたり殺されたりするのは私なのかもしれない。


【.SのDIG DUG】
無心でやるのは楽しいが、それだけだと成長できない。私はいつまでたっても全体を見渡せないままということになってしまう。なのでもう1つのセットは、サンプル以外の何かを作ろうと決めた。でも残念なことにセンスは一切ない。激しい葛藤(成長したいと願う私 v.s. 自分の実力を分かっている私)の末に、「そうだ自分のイニシャルを作って、全部あわせたものを研究室に名札っぽく飾ろう」と思い立ち、アルファベットを作成し始めた。ドットで何かを作るとき、一番簡単なのはおそらく数字かアルファベットである。私は折衷案をひねり出すことに成功した。




結果はどうやら平均的な感じ。中庸主義の私としては、比較的満足のできるグラフだ。へぇ~そうなんだ~としばらく感心していたが、一緒に表示された文章を見て「かお占いなんて信じちゃダメだダメだダメだ!」と思った。


次にパスタ。パスタは「タリアテッレ」という平たいやつ。「たりあてっれ」とか言われても分からないので、「たりあてっれってどんなんどんなん?」とか言いながらメニューで判断。ちなみにメニューは、確か「カボチャとパンチェッタのタリアテッレ」みたいな感じになっていて、「パンチェッタ」も分からなかった。でも「タリアテッレ」と同様にして、写真付メニューによりベーコンであることが判明。今調べてみると、塩味の強いイタリア式生ベーコンらしい。なるほど。


本物に決まっている。これなら信用できる。よしここでたこ焼きを買おう。と全員一致でこのおじちゃんたちからたこ焼きを購入。感想は「大きくてモチモチしていて非常に熱かった」。
