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2005年05月10日

●クオリアクリオネクオリア


脳内現象 茂木 健一郎

 脳内現象
  茂木 健一郎
  NHK出版 2004/06/24

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脳を知るために読んだ本。著者は「バカの壁」の養老孟司さんと仲が良いみたいで、養老さんがやたらほめていたのだが、中を見てみると哲学書なのか科学書なのか、どうもこの本の目的が分からない。哲学は科学的な発見やモデルを構築する際の「考え方の土台」にはなりうるが、その発展の段階やモデルの妥当性に関する考察においては不要であると私は考えている。だから少々違和感を感じたのかもしれない。

<読み終わって思ったこと>
この人はクオリアが大好きだ。そしてそのクオリアを、質感をあらわす「感覚的クオリア」と志向性を持つ「志向的クオリア」に分類しているのだが、コレがいまいち「なるほど」と言う感じで伝わってこない。ソシュールの「シニフィエ」と「シニフィアン」とどことなく似ている気がするのだが、かといって同じではない気もする。クオリアにこの2つが存在すると言うのはこの人の主張なのだろうか、それとも科学的に証明されているものなのだろうか。

ミラーニューロンの発見過程がおもしろかった。イタリア人研究者がおやつにジェラートを食べてるのを見ていたサルの反応から発見されたそうだ。イタリア人はやっぱりジェラートをよく食べるのだろうか。そして科学の進歩は偶然に頼らざるを得ない部分もあるのだろうか。

ちまたでは「客観的データから、○○の××を科学的に解明・・・」などという文句をよく耳にするが、そもそも主観から完全に離れた客観はこの世界に存在するのだろうか。私は私という主観を通してしか世界を見ることはできない。他の人だって多分そうだ。そろそろ開き直る時がきたようだ…。
「主観でもいいじゃないの。」

寝てしまう度:★★★★☆ / オススメ度:★★☆☆☆
Note : 寝てしまう度は読み終わるまでに私が何回寝たかで算出
      (5回以上寝た場合ももう全部☆5つ) 

コメント

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