2005年04月03日

左鮃に右鰈


板前修業 下田 徹

 板前修業
 下田 徹
 集英社 2001/02

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実家にいると本がたくさんあって良い。今日はお鮨を食べに行くのでこの本を読んだ。著者は銀座にお店を持っている方で15歳からこの道一筋だそうだ。すごい。

<読み終わって思ったこと>
語り口調が実に心地よかった。著者の人柄がそのまま文章に表れている感じで読んでいて楽しかった。そして心地よすぎて何度も寝てしまった。
鮃と鰈の見分け方を学んだ。その最中で非常におもしろいフレーズがあった。<鰈ト鮃ハ姿似タリト雖モ、其ノ味明ラカニ異フ。噛ムト鮃、口ノ中ニテ崩レルモ、鰈歯応ヘ有。形ニテ選ベバ人生誤ル也。pp.53>人生を誤ってしまうのはごめんだ。
手に職をつけるのは大変だ。私だったら絶対二日で逃亡するだろう。色々な経験をしている職人さんのお話には重みがある。
寝てしまう度:★★★☆☆ / オススメ度:★★★☆☆
Note : 寝てしまう度は読み終わるまでに私が何回寝たかで算出
      (5回以上寝た場合ももう全部☆5つ) 

【今日のお鮨の流れ】
玉子→さわら→鉄火巻き→(茄子のおつけもの)→あじ→鰹→うに→赤出汁。
【今日の収穫】
天然物と養殖物の味の違いを教えてもらった。「醤油つけずにまずはこっち」と言われ、養殖物。なるほど確かに言われたとおり独特のカビっぽい味がする。次に天然物。ホントださっきの味がしない。長太郎貝なんかも貝殻の色が鮮やかなものは養殖だそうだ。でも私たちは養殖物の味に慣れていて、養殖物の方をしばしばおいしいと思ったりもする。季節を通してネタを供給するには養殖魚はなくてはならない存在だ。自然と人間の共存は「食」という場面でもいろいろ難しい問題を持っている。

Posted by ayaM at 2005年04月03日 01:04
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